夫のDVが悪化。暴力が増長する5つの過程と悪化させないための対処法

今日本ではDV被害の増加が問題になっています。

夫や彼氏から暴力を受けて悩んでいませんか?

DVは放置したり、対応方法を間違えると悪化の一途を辿ります。

なぜ暴力はひどくなってしまうのでしょうか?

そこには人間の黒い性質が関係しています。

今回はDVが悪化する理由とそれを食い止めるための対策について

暴力男を家事メンにした「ゆこ」が
お伝えいたします。

DVはどうして酷くなるのか?

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よく耳にするのが、DVは悪化するという話です。

では、どうしてDVは悪化するのでしょうか?

彼の本性が明らかになったからだと思っていませんか?

それは違います。

実はDVの闇は、人間誰しも持っている闇の性質が関係しているのです。

加害者も暴力から逃げ出せなくなってしまうんですよ。

DV問題を改善するためにも、その根底にある闇の部分を理解していきましょう。

DVが悪化するまでの5つの段階

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それでは、具体的に暴力が悪化するまでの過程をみていきましょう。

DVがひどくなるまで、大きく5つの段階に分けられます。

早い段階で対処できれば、暴力の被害が最小に抑えられ、改善も見込めます。

最終段階に入ってしまうと、改善は難しく、シェルターなどを利用しないと命の危険さえ出てきます。

段階① 心のキャパが狭くなる

人の心は一種のコップだと思ってください。

そこにストレスという水が注がれ続けます。

水が溢れた時、自分で制御不能となり、暴力が始まります。

一度溢れたグラスの中身は水でいっぱいで常に溢れるか溢れないかの緊張状態になっています。

つまり、暴力が出始めた時点で心のキャパシティーが著しく低下してしまい、少しの事で爆発するようになるのです。

段階② 相手と自分への苛立ちが募る

通常の生活を送っていれば、暴力=悪だという方程式が頭の中にあります。

暴力を振るってしまう自分を止められない苛立ちで、さらに心の余裕がなくなってしまうのが、第2段階です。

また、暴力に脅える相手を見て、自分への拒絶感を感じてしまい、相手に対しても苛立ちを感じるようになります。

苛立ちがさらなる暴力を生み出すという悪循環が出来上がるのです。

段階③ 暴力を正当化する

相手や自分への苛立ちが募り、そのストレスでまた暴力を振るってしまう悪循環にはまります。

暴力を振るう自分と暴力をやめたい自分との間で大きな葛藤が生じ、次第に、帳尻合わせをするように暴力を正当化するようになります。

つまり、「相手が悪いから暴力を振るうんだ」と自分を納得させるようになるのです。

段階④ 暴力により主従関係が出来上がる

暴力を正当化するようになると、DVの改善は非常に困難をきたすようになります。

それは、暴力によってパートナーとの関係が主従関係になってしまうからです。

対等性は崩壊し

  • 「あいつは暴力を振るっても、いい相手だ」
  • 「暴力で言うことを聞かせないとダメなんだ」

と自分の暴力を正当化するために、相手を自分よりも下の存在に見るようになるのです。

段階⑤ 暴力に慣れる

最終段階にくると被害者も加害者も一種の自己暗示のような状態になります。

暴力を振るう事を正当化し、暴力を振るわれる事に納得するようになるのです。

そうする事で、この受け止めがたい悲しい現実につじつまをつける事が出来るからです。

暴力に反発して心にストレスを抱えるよりも、心を麻痺させた方が楽になれるという人間の自己防衛が働くのです。

お互いに暴力に慣れてしまい、二人の世界にこもってしまうようになります。

ここまでくると、第三者が強く介入しない限り事態を収拾する事は出来なくなります。

暴力を悪化させないために必要な3つの基本

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DVが悪化するまでの5つの過程は拷問や戦争中の人間の心理にも似通っている部分があります。

心が壊れないように自分を守るための人間心理が悲しい方向に働いてしまうんですね。

けれど、早い段階であれば悪化を防ぎ、改善に導く事が出来ます。

被害者も加害者も作り出さないように、被害者が暴力に対して毅然と対応する事も必要です。

最後に暴力にあってしまった時に貫くべき基本姿勢をご紹介いたします。

暴力にはNOの姿勢を突き通す

暴力を正当化する相手の言動を受け入れ、暴力に慣れてしまうと出口を失ってしまいます。

どんなに辛くても痛くても暴力には「NO」の姿勢を突き通してください。

彼自身を否定するのではなく、暴力を否定するのです。

出来れば怯える姿や批判的な目を見せないようにしましょう。

私もそうでしたが、怖がっている姿を見せたり否定的な言動をすると余計に暴力はひどくなり、彼は自暴自棄に陥ってしまいます。

暴力が始まった時は、とにかく彼を落ち着ける事と逃げ道を作る事を第一に考えましょう。

その後で、暴力にはNOと呈示するのです。

中立的な第三者を入れる

DVの解決には、第三者の介入が必要です。

二人だけで解決しようとすると、冷静な判断が出来ない上、お互いの意見に対して反発心が生まれます。

どれだけ訴えても暴力を正当化してしまう方向へ彼の思考が流されたり、お互いに分かり合えない事に苛立ちを募らせます。

中立的な第三者を入れる事で、彼は自分の行動を冷静に受け止める事ができ、また、話を聞いてもらう事で

  • 「自分には味方もいる」
  • 「話せば分かってもらえる」

と心のストレスを軽減する事が出来ます。

私たち夫婦は、お互いの両親、友人に介入してもらいました。

大切なのは、冷静に両者の悪い点と反省すべき点を判断し助言してくれるという事です。

現実を受け止めとことん話し合う

最後はやはりこれしかありません。

私たち夫婦も何度も何度も話し合ってきました。

それもとてもディープなとこまでとことんです。

  • なぜ暴力を振るってしまうのか
  • 暴力を振るっている時、どんな気持ちなのか
  • 心に溜めている物は何なのか
  • 暴力をなくすために私に何が出来るのか

話し合いの途中で怖い思いをする事もありました。

何回も逃げ出した時もあります。

それでも最後はきっちり話し合ってきたからこそ、彼はとうとうDVから卒業出来たのです。

最後に

DVを悪化させないためには、お互いに抱えている心のストレスを取り除く必要があります。

一度暴力が始まると、話し合いが出来なくなり、そこから暴力の段階が進行していきます。

彼との関係を続けたいのなら、第三者に話す勇気が必要です。

真実を話し合う強さが必要です。

そして何よりもすぐに暴力が改善しない現実をお互いに受け止める事が必要なのです。

「もう二度としない」「すぐにDVはやめる」そんな甘い言葉を言い合っている時点では本当の意味でDVを治す事は出来ません。





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