バイリンガルに育てようと子供に無理させていませんか?
ストレスなくバイリンガルに育てるには色んな工夫が必要なのです。
目次
バイリンガル子育てとは
お子さんに英語環境を与えて子育てをしている人たちの間では、「バイリンガル子育て」という言葉が浸透しています。
ゆくゆくは、日本語と英語の両方を操れる人になって欲しいと願いながら両方の環境作りを頑張っているのです。
バイリンガル子育てをしているママ達の中には英語ができるようになってほしいと思うあまり、「英語、英語」と英語のことばかりを子供に与えてしまうことがあります。
あくまでも目標はバイリンガル。
英語ばかりが出来ても日本語が中途半端では意味がありません。
バイリンガルに育ったキッズ達の共通点
そんな難しいバイリンガル子育てですが、私の周りやネット上で知り得る限りバイリンガルに育った子供達がいます。
バイリンガルキッズには共通点があります。
どんな子達がバイリンガルの素養があるのでしょうか?
本が好き
バイリンガルに育ったキッズは本が好きな子が多いです。
言葉を習得する流れは、
- ママを中心とした周りの人の話す言葉を聞く
- 大量に聞いた言葉を自分でも真似する
- 断片的に意味がわかる
- 会話のキャッチボールができるようになる
- 本など活字を読んで読めるようになる
- 書く練習をして文字を書けるようになる
という具合に本を読むことでしかなし得ない(特に第2言語の場合)言葉を覚える段階があります。
キッズが本を好きになるためには、お家の人の働きかけがとても重要です。
絵本から始めて子供に読み聞かせをすることはよく知られていますが、ママ自身も本をよく読む姿を子供に見せることが大切です。
小さい頃から英語の環境がある
バイリンガルになるためには、臨界期という考え方が関係してくるのですが、やはり小さい頃(物心がつく前が理想)から英語の環境があることも必要です。
バイリンガルキッズは小さい頃から英語環境が整っている子が多いですね。
英語とか日本語とか分けて考えるようになる前から両方の環境があれば自然と入っていけます。
幼稚園の年長さんにもなれば、日本語以外に違う言語があるという認識が出てきますのでできればその前に英語に触れさせておきたいものです。
バイリンガルに育てたお家の共通点
子供をバイリンガルに育てようとすれば、親がそれなりの覚悟がないといけません。
他人にどう言われても確固たる信念を持って取り組むことでキッズに安心感を伴った環境を与えることができます。
信念を貫く
バイリンガル子育てをしていると他人に「英語より日本語の方が先じゃない?」などと言われることもあります。
そんな時も堂々と自分の考えや信念に基づいて行動ができる人がバイリンガル子育て成功者に多いように感じます。
公園やバスの中で子供と英語で会話していてびっくりされても、気にしないくらいの度胸が必要かも。
日本語も大切にする
この記事の冒頭部分でも言いましたが、英語環境を与えようとするあまり英語、英語!となってしまわないように。
- 英語を1時間やったら日本語も1時間やる
- 読み聞かせは英語と日本語の本を同じ冊数読む
など日本語も大切にしなければバイリンガルにはなれません。
私もバイリンガル子育て中はいつも意識していました。
バイリンガル子育てに成功したご家庭の中には
- パパが英語担当
- ママが日本語担当
など1人1言語の法則に忠実にされたところも多いと思います。
1人1言語の法則については、また後日ページを割いて書きたいと思います。
自分も英語を楽しむ
バイリンガル子育てに成功したお家の人は、自分も自分のレベルの英語を楽しんでいます。
私が知っているママの中には、あまり英語が得意ではない人もいました。
でも、
- キッズと一緒に英語絵本を楽しんだり
- 歌のCDで一緒に歌ったり
- アニメを英語でいっしょに見たり
- 学校の英語授業のボランティアに参加したり
英語ができないながらも自分に合った楽しみ方を見つけていました。
またある人は子供は子供のレベルの英語、自分は英語が得意なので毎日CNNニュースを流していた人もいました。
それぞれ、親が楽しんでいる姿を見ているキッズは英語を肯定的にとらえるのですね。とてもいい影響を与えていたと思います。
まとめ
私が今まで見てきたバイリンガル子育てに成功した家庭は、親の力が大きかったと思います。
英語が苦手でも自分ができる範囲、レベルでの英語を楽しむことが大切です。
バイリンガルキッズの共通点も全て親が働きかけて導くことができるものです。
では
- 積極的で人見知りしない子供
- シャイであまりおしゃべりをしない子供
どちらがバイリンガルに育ちやすいの?
と疑問に思う方もいると思います。
答えは「子供の性格は関係ない」という事です。
同じように英語と日本語の環境を存分に与えてあげること、お家の人の意識一つで子供の将来が開けてきます。