彼氏や夫からの暴力に悩んでいる女性はたくさんいます。
実は私もその一人でした。
大好きな彼からの暴力は身も心も引き裂かれてしまいますよね。
DVは治らない・・・って諦めていませんか?
実は暴力にも改善出来るものとそうでないものがあるんですよ!
実際、私は暴力男を家事メンに変身させる事に成功しました。
今回はその経験を元に、男性側からの視点に立って暴力を振るってしまう原因とそれに対する解決策をお伝えしたいと思います。
目次
窮鼠猫を噛む!男が暴力を振るう3つの原因
※窮鼠猫を噛む
(追い詰められて逃げ場を失うと弱い物でも強い物に反撃することがある。)
暴力は理由がどうであれ絶対に許される物ではありません。
しかし、女性側が男性の暴力を助長してしまうケースも多いのも事実なんですよ。
散々彼女や妻から精神的に追い詰められた男性が突発的に手を出してしまった・・・。
まさに「窮鼠猫を噛む」という状況ですが、それでも暴力を振るった男性だけが悪いと言えますか?
男性ばかり責めるのも何だか可哀相ですよね。
暴力を振るわれたくないのであれば、暴力の背景にある男の心理状態をしらなければなりません。
まずは、男性が暴力を振るう3大要因に迫っていきましょう。
言葉で戦えない。
個人差はありますが・・
男性は一般的に言葉によるコミュニケーションを苦手としています。
一方で、女性はおしゃべり好きな方が多いように、言語表現が得意な傾向にあります。
男と女が喧嘩になると、女は言葉で男性をとことん追い詰めます。
無意識の内に言葉という目に見えない暴力を振るっているんですね。
言葉で対抗出来ずに追い詰められた男性は、暴力で闘うようになってしまうのです。
怒りの表現方法を知らない
女性は高ぶった感情を他者に吐き出す事で発散します。
しかし、男性は心に募った怒りを自分の中で消化しようとする傾向があり、高ぶった感情を処理する方法を持ち合わせていない事が多いのです。
言葉や行動による怒りの表現方法を学んできていないがために、暴力という形になって負の感情が噴出してしまうんですよ。
暴力=解決の図式が成立してきた
もっとも厄介なのが、こちらの要因です。
過去に暴力によって問題が解決したり思い通りに事が運んだ経験のある男性はそれ以後も「解決手段」として暴力を使うようになります。
暴力で相手を支配したり屈服させる事が解決になると人生の中で間違って学んできてしまったのです。
後ほど説明しますが、暴力=解決という図式が原因になっている場合、改善は困難を極めると言えるでしょう。
暴力にも種類がある!?
暴力にも様々な背景がある事が分かりましたね。
「暴力は暴力」だから許せないとひとくくりにしてしまうのは簡単です。
でも、彼と離れたくないのなら、それでは何の解決にもなりませんし、暴力を悪化させてしまいます。
実は暴力男は特徴ごとに種類分けができ、種類によって解決策も変わってきます。
暴力にも種類があるなんて、目から鱗ですよね!
溜め込み型
無口な男性や普段優しくて温厚な男性に多いタイプがこちらの溜め込み型です。
あなたは彼の優しさに甘えてついついワガママが多くなったり、彼が怒らないからといって強気な発言ばかりしていませんか?
「喧嘩の途中でいきなり暴力を振るわれた」
「こんな人とは思ってもみなかった」
と騒ぐ女性のパートナーに多く見られる傾向にあります。
自分の許容量を把握できておらず、口下手で女性への不満を解消する事も出来ないため、どんどん精神的に追い詰められ、最後に暴力という形で噴火してしまいます。
一度噴火した後は、心の許容量がさらに小さくなってしまい、溜まる→噴火→暴力→反省という負のスパイラルが加速してしまいます。
このタイプは気の強い女性から「自分はDV男だ」という刷り込みをされる事でより精神的に追い詰められる傾向にあります。
解決するためには、二人の関係性の見直しや男と女双方の行動の改善が必要になります。
激昂型(げきこう型)
人間には、これだけは触れられたくないという地雷が存在しています。
心に大きな地雷を抱えているのが激昂タイプです。
地雷を踏まれる事で、感情が激昂し、ストッパーが完全に壊れてしまって無我の中で暴力を振るってしまいます。
このタイプの男性の暴力を改善するためには、日常生活でのコミュニケーションや話し合いが非常に重要になってきます。
どういう事で怒りを感じてしまうのか、怒りを感じたらどうなってしまうのかを冷静に話し合う事で、彼の心から地雷を少なくする事が出来ます。
支配型
女性側からの対処不能なタイプが支配型です。
このタイプの男性は女性と対等でいようとはせず、彼女や妻との関係を服従関係と考えています。
相手を支配する最大の武器が暴力であると信じているため、自ら進んで暴力を振るって相手を屈服させます。
これこそ真のDVであると言えるでしょう。
暴力によって相手の意志さえも奪ってしまうため、女性は逃げられなくなってしまうのです。
改善できる暴力と改善できない暴力
暴力の原因と種類を見てきた中で、薄々気づいている方も多いと思います。
そう、暴力には改善できるものと出来ないものがあるのです。
男性に暴力を振るわれた時は、ここをしっかり見極めるようにしてください。
改善できる暴力とは?
改善できる暴力とは、男性側のコミュニケーション能力や二人の関係性、女性の追い込みなどが暴力の背景になっているものです。
溜め込み型や激昂型がこちらに当てはまります。
大切なのは、男性側に「暴力を振るいたくない」という気持ちがあるかどうかです。
「暴力なんてしたくないのに自分を止められない」という意志が本物であれば少しずつでも男性の中に変化が現れてきます。
しかし、忘れてはならないのは女性の協力が必要不可欠であるという事です。
しっかりしたコミュニケーションや時には離れるという覚悟を持たないと暴力は改善出来ないのです。
改善できない暴力とは?
改善できない暴力は、ずばり暴力を正当化している状態です。
支配型や解決に暴力を用いている男性は、男性自身の価値観を大きく覆さなければ治りません。
「お前が悪いからだ」と暴力を正当化する発言がある場合は、残念ですが諦めましょう。
今まで生きてきた中で養われた価値観を崩す事は、並大抵の努力では出来ません。
あるとすれば別れるという選択がもっとも効果のある選択でしょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
暴力を振るわれるとどうしても「暴力を振るわれた」という事実にしか女性は目がいかなくなります。
そうすると男性をより追い込むようになり暴力の負の連鎖が続くのです。
暴力を改善したいと思うのであれば、暴力の背景にあるものは一体何なのかをしっかり冷静に分析しましょう。
中立的に物事を判断し、暴力を受けた際に守ってくれるような第三者の存在を作っておくのもオススメですよ。