「ご飯の時に緑茶」
「仕事の休憩にコーヒーを1杯」
「友達とおしゃれなカフェで紅茶を飲んで女子会」
そんな日常で知らずのうちに摂取しているのが『カフェイン』です。
カフェインの話は耳にすることが多いかもしれませんが、今回は『カフェインと美容』に重点を置いてまとめてみました。
目次
そもそもカフェインってなに?
カフェインはアルカロイドという有機化合物の一種です。
お茶やコーヒー等に含まれている成分で眠気覚ましや集中力を高める作用があるので、美味しさだけでなく効果を求めて飲んでいる人も多いでしょう。
また、覚醒作用や解熱鎮痛作用があるため、医薬品にも使用されています。
カフェインが含まれている食べ物・飲み物(一例)
カフェインを多く含んでいる食べ物や飲み物の一例です。
- コーヒー※
- カフェオレ
- 緑茶
- ウーロン茶
- 抹茶
- 玉露※
- コーラ
- ココア
- 紅茶
- 栄養ドリンク※
- チョコレート
- お茶、コーヒー、紅茶を使用した食べ物
※100ml中の含有量が40mgを超えるものです。製品によって数値は異なります。)
カフェインが含まれていない食べ物・飲み物(一例)
カフェインの摂取を控えたい時にオススメの食べ物や飲み物です。
- 水
- 麦茶
- ハーブティー
- ルイボスティー
- タンポポコーヒー
カフェインを摂ってはいけない人
カフェインは摂り過ぎなければ体への害はほとんどありませんが、身体の状況によっては控えたほうが良いパターンもあります。
病気で医師から制限を受けている場合はもちろんですが、以下に当てはまる人もカフェインの摂取は極力しない方が良いでしょう。
妊娠中の人
妊娠中にカフェインを摂ると、未熟児等のリスクが高まります。
絶対にNGというわけではなく、ごく少量ならOKという意見もありますが、なるべく控えたほうが良いでしょう。
授乳中の人
授乳期間中にカフェインを摂ると、母乳で赤ちゃんにもカフェインを与えてしまいます。
赤ちゃんの身体は少量のカフェインでも反応しやすく、赤ちゃんの不眠やイライラの原因になります。
不妊治療中の人
少量ならそれほど影響はありませんが、不妊治療中は男女ともにカフェインの摂取量には要注意です。
女性は身体が冷えたり、卵管の筋肉の収縮を妨げ、妊娠しにくい状態になる可能性があります。
男性は精子の質が悪くなり、染色体異常のリスクが高まる可能性があります。
精神的に不安定な人
精神的に不安定になっている状態の人はあまりカフェインはオススメできません。
カフェインを摂ることで一時的に気分が楽になり、元気になる方が多いですが、その間にエネルギーを使ってしまい後から不安定な状態になりやすいのです。
カフェインで得られる嬉しい効果
カフェインを摂った時に得られる美容に関係する効果です。
直接カフェインが美容に役立つことは少ないのですが、ダイエットや生活習慣のサポートに効果があります。
基礎代謝アップ・脂肪燃焼効果でダイエットのサポート
カフェインを運動の約30分前に摂ることで、褐色脂肪細胞を活性化させて、運動の脂肪燃焼効果をアップさせます。
ダイエット中の人には避けられがちなコーヒーですが、砂糖の量を控えればダイエットの味方になるのです。
集中力アップで生活をランクアップさせる
カフェインには集中力をアップさせたり、眠気を覚ます効果があります。
仕事や作業をする前に飲めば、集中して早く終わらせられる可能性が高いです。
その分、美容や趣味などに時間を使えるので、余裕を持った生活が送れますね。
ポリフェノールやカテキン等の美容に嬉しい成分が入っている
カフェイン自体に入っているわけではありませんが、カフェインを含む飲み物にはポリフェノールやカテキンを多く含むものが多いです。
ポリフェノールやカテキンは抗酸化作用を持っているので、お肌や身体のエイジングケアに最適です。
注意すべきカフェインの副作用
カフェインはメリットだけではありません。
このような危険性があるので、量やタイミングを調整して摂取しましょう。
眠気を妨げて夜更かしの原因に
カフェインには眠気を覚ます効果があります。
仕事中など眠気を覚ましたい時に飲むのには良いですが、寝る前に飲むと目が覚めて寝られなくなってしまいます。
睡眠不足は美容と健康の大敵。摂る時間には注意しましょう。
シミを増やしてしまうかも
カフェインにはメラニン色素を拡散させて色素沈着を進める作用があります。
影響が出る量には個人差がありますが、気になる場合は量を控えたほうが良さそうです。
摂り過ぎると危険がたくさん!
カフェインを過剰摂取には吐き気、めまい、頭痛、疲労感、頭痛、睡眠障害、心拍数の増加、イライラ、消化器官の異常など様々な危険性が潜んでいます。
カフェインが原因だと知らないまま悪化していく人も多いので、カフェイン摂取時には気をつけましょう。
一緒に摂ってしまう糖分にも注意
今までカフェイン自体について解説して来ましたが、もう一つ注意するべきなのが糖分です。
お茶は問題ないですが、コーヒーや紅茶やココア等にはカフェインと同時に糖分がたっぷり含まれています。
特にペットボトルや缶などに入った市販の飲み物にはかなりの量の糖分が入っています。
糖分は太るだけでなく、シワやたるみ、くすみの原因にもなる美容の大敵!
糖分の量をコントロールするには、無糖や糖分の少ないものを選ぶか、砂糖の量を調節して自分で作りましょう。
美容を考えたカフェインの効果的な摂り方
カフェインは適量なら良い効果を得られますが、摂取量が多すぎると健康や美容に良くない危険があります。
1日あたりの摂取量は?
成人の1日あたりのカフェインの安全な摂取量は400mg以下と言われています。
コーヒーを5杯以上飲む人はこの摂取量を超えてしまう可能性が高いんだとか。
もちろんコーヒー以外のお茶等にもカフェインは含まれているので、トータルで基準の摂取量を超えないように注意しましょう。
飲むのにベストなタイミング
カフェインは寝る前に摂ると、睡眠を妨げてしまうのでNGです。
逆にタイミングとしてオススメなのは「集中したい時」と「運動の30分前」です。
集中したい時に飲むと、カフェインの効果で集中力が上がったり、眠気が覚めます。
運動の30分前に飲むと脂肪燃焼効果がアップします。
とはいえカフェインはお薬ではないので「絶対にこの時間に飲みましょう」という決まりはありません。
睡眠前はなるべく避ければ、飲みたい時間に飲んでも特に問題はないですよ。
カフェインは悪いイメージを持つ方も多いですが、上手に使えば良い効果を実感できるもの。
摂取量に気をつけて、美味しく飲んで効果を実感しましょう。