気づいてますか??そのたるみやくすみ、お肌の「糖化」してるかも!
少し前の美肌業界ではお肌の「酸化」がトレンドキーワードになっていましたが、
ここ1、2年はお肌の「糖化」がトレンドキーワードであったように思います。
プリ肌をキープしたいみなさまはお肌の糖化対策を万全に過ごしていますか??
このお肌の「糖化」、酸化よりもこわ~い現象を引き起こしてしまうんです!!
今回はお肌の「糖化」の総復習を行いましょう。
目次
お肌の糖化って?
糖化とは、たんぱく質や脂質が体内の糖と結合することです。
これだけではいまいち「だから何??」って感じですよね。重要なのはここから!
体内のたんぱく質や脂質(お肌で言うならば表皮層のケラチンや真皮層のコラーゲンなど)は、血中に余分な糖があると結合して「糖化」を起こし、
老化を促進させる物質である「糖化生成物(AGEs)」を生成するのです。
このAGEsが厄介で、一度生成されると消えることなく体内に蓄積されていきます。
その蓄積されたAGEsを排除しようと体内の酵素が働くと、周囲にある正常な細胞やコラーゲンなども破壊してしまうのです。
パンケーキや土鍋で炊いたごはんなどにできるとっても美味しい「おこげ」。
例えるならばその「おこげ」の部分は糖化を起こしている部分なのです。
おこげに透明感はありますか??
ふんわりとした柔らかさはありますか??
そう、おこげのように糖化を起こすと黄ぐすみやお肌のごわつきを引き起こすのです。
またまたAGEsは年齢を重ねるとともに生成されるスピードが加速していきます。
参考文献:http://goo.gl/JgeDhp
糖化度チェックしてみましょう!
当てはまる項目が多いほどお肌の糖化が進行している可能性大です!!
自分のお肌と正直に向き合ってみましょう!!
- お肌がくすんでいて透明感がない
- 顔全体にハリと弾力がない
- 頬やあごがたるんできた
- 目尻のしわやほうれい線が目立つ
- シミが増えた
- 口角が下がってきた
- 唇のかさつきが気になる
- お肌の表面の角質が厚くなってきた気がする
- お肌のキメが荒くなった
参考文献:http://goo.gl/zdrlUQ
お肌の糖化を起こすとどうなるの??
シワ・たるみが増える
上で述べたように、お肌の表皮のケラチンや真皮のコラーゲンはたんぱく質でできています。
糖化を起こすとたんぱく質を破壊されるのでケラチンやコラーゲンが減少し、お肌が弾力性を失ってシワやたるみの原因となるのです。
お肌が「黄ぐすみ」する
糖化したたんぱく質は黄色みを帯びた褐色です。ですので皮膚自体も褐色になるため、お肌は透明感を失い、黄色くくすんでいきます。
お肌がごわつき乾燥する
お肌のケラチンやコラーゲンが破壊されるとお肌の新陳代謝や保水力も低下します。
新陳代謝が悪いと古い角質が重なっていくことでごわつきが起こりキメは乱れ、水分を失ったお肌は乾燥していきます。
参考文献:http://goo.gl/jxbz1P
では糖質を全くとらないとどうなるの?
じゃあ糖質を摂らなければいいんだっ!と思いませんでしたか??
「炭水化物抜きダイエット」「糖質制限ダイエット」といったダイエットがあるように、糖質制限を徹底した食生活を送る人はたくさんいます。
でも人間の体ってどうにかして生命維持をしようとする作りになっているんですよ~。
糖質が不足した状態が続くと、体は生命維持に必要なエネルギーを確保しようと働き、筋肉を分解して糖質を作りだします。
ただでさえ女子は筋肉量が少なくて悩んでるのに!!
そして筋肉量が減るとみなさまご存知の通り、基礎代謝量が低下してしまい、痩せにくい体になってしまいます。
筋肉量が減るということはお肌の代謝や血液の循環や流れが悪くなり、結果お肌のトラブルにももちろんつながります。
つまりプリ肌Ladyさん達にとっても糖質は必要な栄養素なのです。
参考文献:http://goo.gl/tVCEX4
糖化を抑えて糖質を摂るには?
では糖化を抑えつつ糖質を摂るにはどうすれば良いのでしょうか。
低GI値の食品を選ぶ
GI値(グリセミック指数値)とは、血糖値が上昇する速度を数値化したものです。
食品によって血糖値の上がる速度に違いがあることが発見されてから、健康維持のために注目が集まっています。
低GIの食品は摂取時の血糖値の上昇速度がゆるやかになるのでインスリンの分泌が最小限に抑えられ、すみやかに糖が吸収されます。
GI値が高ければ高いほど血糖値は上がりやすく糖化を引き起こしやすくなるので、低GI値の食品を選ぶことが糖化を防ぐポイントとなります。
また低GI値の食品を一食取り入れると、次の食事にもいい影響があるという「セカンドミール効果」があるそうです。毎日の食事のどこかで取り入れるだけなら無理なく始められそうですね。
低GI値の食品は多くありますが、
主食(炭水化物)ならお米やパンよりもお蕎麦&パスタ&ベーグルを選びましょう
おやつならケーキ&おせんべいよりもプレーンヨーグルト&ブラックチョコレートを選びましょう
また普段のお食事でも
- お酢
- 食物繊維
- 乳製品
- 豆類
を高GI値の食品と一緒に取り入れると、血糖値が急激に上昇するのを抑えてくれます。
有酸素運動をする
適度な運動により、筋肉が糖を消費するため「糖化」を抑制します。
特に食後1時間は血糖値が上がった状態なので有酸素運動で糖を消費してしまえば糖が過剰に余ることもないので、食後の体調に無理がない程度に運動をすることがオススメ!
(食直後は胃に血流が集中するため、無理をすることは厳禁ですよ!)
普段の生活においては、軽いウォーキングを取り入れるだけでも充分な糖化抑制効果が期待できるので日常生活のスケジュールに取り込みましょう。
質の良い睡眠を6時間以上取る
質の良い睡眠を取ることが出来ると、お肌の自己修復力が高まりダメージを改善してくれます。
特に22時~深夜2時までの「お肌のゴールデンタイム」には、お肌の細胞を修復する成長ホルモンが最も多く分泌されるため、ぐっすり眠ることが出来るようにパジャマや照明などの快適な睡眠環境を整えましょう。
また、睡眠時間は6時間以下が続くと肌代謝が悪くなり肌に溜まった老化タンパク質(AGEs)が排出されません。
できるだけ毎日6時間以上の睡眠を取るように心がけましょう。
まとめ
いかがでしたか??
今はあまり身に染みて感じていなくても、ケアによって将来大きな差がついてしまう「糖化」。
今できることから始めて、未来の自分に叱られないようにしましょっ(^^)!