ケンカには良いケンカと悪いケンカがあります。
良いケンカをできるカップルはケンカをする度に仲を深められますが
悪いケンカしかできないカップルは関係が険悪になっていきます。
それでは、良いケンカと悪いケンカの違いはどこにあるのでしょうか?
今回は、絆を深めるためのケンカ術をお伝えいたします。
目次
絆を深めるケンカには3箇条があった!
ケンカをしても関係がギクシャクするどころか、ますます仲が良くなるカップルがいます。
それは、ケンカをきっかけに二人の関係を成長させていけているからです。
ケンカの度に、お互いを見直してより良い方向に軌道修正できるんですね。
では、二人の絆を強くするケンカとはどのようなケンカなのでしょうか?
その① 双方向のやり取りができている
まず大切なのは、双方向にやり取りができているという点です。
片方だけがヒートアップして、一方的に責めるケンカでは何も見出だせません。
お互いにお互いの気持ちを話し合い、片方が何かを投げかけたら、相方がしっかりと受け取ってボールを返す事ではじめて解決策を見つける事ができます。
ケンカ別れしてしまうカップルのほとんどは、この双方向のやり取りが全く出来ていないのです。
- 〇 双方向に意見を言う
- × 一方的にヒートアップ
その② 本心の開示ができている
ケンカをしても、うそ偽りの言葉や姿しか見せれないのなら、いつかその関係は破綻します。
お互いに自分の本心を開示できてこそ、トラブルの本質に迫る事が出来ます。
本心を隠し通す事は大きなストレスになります。
ケンカは心をデトックスできる機会なので、ケンカ中にしっかりと本心を出せるカップルは、お互いの関係がストレスにならずに長続きするのです。
- 〇 本心を言い合う
- × 本心を隠して言い合う
その③ 解決策が模索できている
恋人や夫婦でも、もとは他人同士なので、意見が対立する事もたくさん出てきます。
その時に、意見の押し付け合いで終わってしまうと、関係が悪化します。
自分の意見を押し付けたり、我慢して引くのではなく、お互いにしっかり話し合って解決策を模索できるカップルは、ケンカの度に絆を強固にする事ができます。
お互いに相手の価値観を尊重し、歩み寄って妥協案を探していけるのです。
- 〇 意見を押し通す、我慢して引く
- × お互いに話し合って解決策を探す
仲の良いカップルからケンカ術を学ぼう!
双方向でやり取りでき、本心を開示し、解決策を模索する・・・そんな簡単にできる事ではないですよね。
- 「そんな事言われても、相手が話を聞いてくれない」
- 「本心を見せてくれない」
- 「ケンカをすると話し合いができない」
きっと多くの方がこんな悩みを抱いていると思います。
実は、絆を深めるケンカの3箇条が実践できないのは、あなたのケンカの作法に問題があるからなんですよ。
では、絆を深めるケンカをするには、どのような事を心掛ければよいのでしょうか?
仲の良いカップルからケンカ術を学んでみましょう。
行動に対する自分の気持ちを伝える
相手が話し合いをしてくれなかったり、ケンカがヒートアップしてしまうのは、相手を責める姿勢をとっているからです。
「なんで○○してくれないの!」
と言っていませんか?
これはただ相手を批判するだけの言葉です。
人間は自分を批判する相手に反発する性質を持っています。
そうではなく、相手の行動に対する自分の気持ちを具体的に伝えるようにしましょう。
そうすると相手は、反発する事なく自分の行動を省みる事ができますし、二人で解決策を見つける事もできますよね。
- 〇 自分の気持ちを具体的に伝える
- × 相手を批判するだけ
話は交代制
仲の良いカップルはケンカ中でもしっかり相手の意見を最後まで聞いています。
相手の話を全て聞いた上で、「○○くんはそう思ってたんだね。私はね・・・」というように自分の発言をします。
私たち夫婦も険悪だった時、相手の話に割り込んではお互いに「話を聞いてくれない!」とヒートアップしていました。
話を聞いてほしいのなら、まずは相手の話を聞いてそれを受け止めましょう。
そうすると、自然に男性側も話をしてくれるようになります。
交代制で話し合いをするのは、とっても効果的なのでぜひ実践してみてください。
- 〇 相手の話を最後まで聞いて意見を言う
- × 話しを割り込んで意見を言う
お互いに非があると認める
人間は一方的に責められるという事を嫌います。
いくら自分に非があると思っていても、自分だけ謝るという事はなかなか出来ないのです。
また、ケンカ両成敗という言葉があるように、どちらか一方に100%の非があるという事はほとんどありません。
絆を深めるケンカができるカップルは、どんなに小さな事でもお互いに非がある事を認め合えます。
自分が悪いと思った事を正直に謝る事で、相手も自分の非を認める事ができるのです。
- 〇 自分が間違っているところは謝る
- × 間違っていると分かっても絶対に謝らない
仲直りを最終目的にする
ダメなケンカの典型が、「相手を懲らしめてやろう」と相手を平伏せさせようとする事を最終目的にしている例です。
「相手に負けるのは嫌だ」と自分から仲直りする事に抵抗を感じた事はありませんか?
ケンカを勝ち負けで判断してしまうと、二人の関係はアンバランスになってしまいます。
ケンカの本来の目的を思い出しましょう。
自分の気持ちを理解して、今の状態を改善したいからですよね。
仲の良いカップルは最終目的を「仲直り」に置いています。
だから、ケンカをこじらせる事なく、すぐに仲直りする事ができるんですよ。
- 〇 良いケンカは「仲直り」が最終目的
- × 悪いケンカは「相手を懲らしめること」が最終目的
最後に
「そんなにケンカするくらいなら別れれば?」と言われてきたくらい私たち夫婦は数え切れないくらいケンカを繰り返してきました。
最初は悪いケンカばかりで心身を消耗してきましたが、ある時、私の怒り方、伝え方が悪い事に気がついたんです。
「相手の話を否定せず最後まできっちり聞く」これを実践するだけで、彼の態度はみるみる変化したんですよ。
ケンカで疲れているなら、今が変わる時です。