美肌と言えば、「コラーゲン」。
乾燥肌と深い関係のある成分でもあります。
コラーゲンが不足してしまうと、乾燥肌を助長してしまうとされているんです。
コラーゲンとお肌の関係を知り、コラーゲン不足をしっかり解消!乾燥肌対策をしていきましょう。
目次
コラーゲンが不足すると乾燥肌になる!その理由とは?
コラーゲンは、お肌の下にある「真皮」という部分に存在します。
真皮は主に
- コラーゲン
- エラスチン
- ヒアルロン酸
によって構成されていて、その70%~80%を占めるのがコラーゲン。
保水機能を始め、細胞と細胞の間をつないで酸素や栄養を補給したり 、
老廃物を除去したりする経路を作る=新陳代謝を活性化させる役割を持ちます。
コラーゲン不足から、保水機能が果たせなければ、お肌の水分が奥からどんどん蒸発してしまいます。
新陳代謝が滞れば、お肌代謝の過程で生み出される、セラミドなどの保湿成分も不足します。
こうした理由から、コラーゲンの不足は、乾燥肌の原因になると考えられているんです。
コラーゲンは不足し易いってホント?
コラーゲンは、もともと、私達の体に備わる美容成分です。
コラーゲンはたんぱく質の1種で、カラダを構成するタンパク質の約30%を占めます。
- 腱
- 靭帯
- 目の水晶体
- 角膜
- 筋肉
- 内臓
- 髪
- 爪
などにも含まれているんです。
人間の生命活動に欠かせない成分といえます。
残念なことに、コラーゲンを作り出す力は、20代をピークにどんどん下がり、40代から急激に低下すると言われています。
これは全身の細胞が、
- 紫外線
- 活性酸素
などの影響を受けて、年齢とともに機能低下していくからです。
コラーゲンは、生命維持に欠かせない大切な成分ですから、不足すると、体は優先順位を付けて、コラーゲンを供給します。
- 骨
- 内臓
- 筋肉
- 肌
- 髪
優先順位はこんな感じで、最後に回ってくるのが、肌、髪など生命維持にあまり影響を与えない部分です。
不足すればするほどに、お肌の潤いが減り、乾燥肌を助長してしまうですね。
乾燥肌対策には、「コラーゲンを不足させないこと」が大切と言えるでしょう。
どのような方法で、不足しがちなコラーゲンを補えば良いのでしょうか。
詳しく見ていきましょう。
乾燥肌対策に!サプリメントでコラーゲンを摂取する
「コラーゲンは体に吸収されると、アミノ酸に分解されるから、結局意味がない」なんて言われていました。
しかし現在では、その認識が変わりつつあります。
コラーゲンの一部が「コラーゲンペプチド」となって、コラーゲン・エラスチンなどの保湿弾力成分を作り出す「綿維芽細胞を活性化させる」とうい事が分かってきたんです。
つまり、コラーゲンを摂取することで、細胞の活動レベルを高めて、乾燥肌を内側から改善する効果が見込めるというワケなんです。
現在では、コラーゲンの分子をより細分化して、体への吸収率を高める
- コラーゲンペプチド
- 低分子コラーゲン
- トリペプチドコラ-ゲン
- ジペプチドコラーゲン
などを配合したサプリメントも多くなっています。
そうした細分化したコラーゲンの摂取による、お肌の水分量アップなどの研究報告もあり、乾燥肌に高い効果が期待できると予想されます。
サプリメント選びの際には、以下のポイントをチェックしてみて下さい。
コラーゲンは、細分化されたもの
- コラーゲンペプチド
- 低分子コラーゲン
- トリペプチドコラ-ゲン
- ジペプチドコラーゲン
のいずれかがお勧め。
より効果が高いとされる「豚コラーゲン」
コラーゲンの主な有効成分は「プロリルヒドリキシプロリン(Pro-Hyp)」。
魚由来よりも、豚由来の方が2倍の量を含むとされています。
コラーゲンエキス粉末100mg以上
製品に含まれる、コラーゲンそのものの量を示しています。
コラーゲンエキス10,000mgというだけでは、水分も含むため、本当のコラーゲン量は分かりません。
表示を確認し、効果が出るとされる「コラーゲンエキス粉末100mg」の確かめられる品をチョイスしてみて下さいね。
この表示方法でない場合、目安として「コラーゲンエキス5,000~10,000mg」が推奨されています。
コラーゲンを浸透させる効果的な、乾燥肌用「基礎化粧品」の選び方
コラーゲンをお肌の外から補充してお肌を潤すこともまた、乾燥肌対策にお勧めです。
コラーゲンを含む基礎化粧品を購入するならば、以下のポイントに注意して商品を選んでみて下さいね。
コラーゲンを低分子化したもの
コラーゲンの分子は大きく、そのままでは肌の奥にまで浸透しないとされています。
ナノ化された品などをチョイスしましょう。
ヒト型コラーゲン
人間のコラーゲンと同じ構造をした3螺旋状のコラーゲンです。
人体と相性が良いと言われています。
1~6と種類がありますが、乾燥肌に効果的なのは、ヒト型コラーゲンの1と3です。
- 1型:皮膚を作り出す働き
- 3型:網目状の構造を持ち、細胞の土台
となります。
効果を高める成分を配合したもの
保湿効果の高い
- セラミド
- ヒアルロン酸
そして、コラーゲン生成に欠かせないビタミンCなどの補助成分を配合したものであれば、尚良いでしょう。
まとめ
前回、セラミドと乾燥肌の関係をご紹介させて頂きました。
セラミドが乾燥からを肌を守る2次バリアであれば、コラーゲンは、その奥で保湿を固める3次バリアに当たります。
コラーゲン、セラミドともに、年齢とともにその分泌量はへり、乾燥肌→年齢肌の原因にもなります。