今回は多くの美容商品やハーブティにも使われるセージエキスについて調べてみました!!
目次
セージエキスとは
セージエキスはシソ科のサルビア属である植物「セージ」から抽出した褐色のエキスです。
セージと言うと、料理に使うスパイス(ハーブ)をイメージする人が多いでしょう。
その独特で強い香りから、主に肉料理の臭み消しとして用いられています。
セージをブレンドしたハーブティーを飲んだことがある、という人も多いかもしれません。
リラックス効果はもちろんのこと、のどの痛みを緩和したり、強壮作用があり疲れが溜まっている人にもおすすめです。
セージエキスには
- シネオール
- フラボノイド
- タンニン
- カルノシン酸
- ルテオリン
- リナロール
- ビタミンB6
- 鉄
など、さまざまな成分が含まれています。
セージエキスの効能効果
セージエキスには、驚くほど多くの作用があります。
主に美容に良いとされる働きについて見ていきましょう。
収れん作用
タンニンをはじめとするセージの成分には、強い収れん作用があります。
収れんと言うと、毛穴を引き締めるイメージがあると思いますが、実際はたんぱく質を変性させて、血管を縮めています。
それに加えて、タンニンは汗や皮脂の分泌も抑えることができます。
ですからキメの細かい、きれいな肌に近づけるのです。
セージエキスは単独ではなく、収れん作用のある他の成分、たとえば・・・
- ビタミンA
- ビタミンC誘導体
- クエン酸
- ローズマリー
- オウバクエキス
やなどと合わせてスキンケア製品に配合されている場合が多いです。
また女性用だけでなく、男性用のアフターシェーブローションなどにも使われています。
抗菌作用
セージエキスの成分であるツヨン、サポニンには強い抗菌作用があることも特徴です。
のどの腫れや口内炎の予防に有効ですので、口腔ケア用品にもセージエキスは多く配合されています。
また、ワキガで悩んでいる人にもおすすめです。
ワキガのにおいの元となる物質はアポクリン腺から分泌されますが、セージエキスはこの分泌を抑制する働きがあることが研究でわかっています。
抗菌作用、発汗抑制作用も加わって、ワキを清潔に保つことができるのです。
また、においやフケが気になる頭皮にも有効です。
スカルプシャンプーなどにもセージエキスはよく配合されています。
血行促進作用
セージに含まれるシネオールという成分には血の巡りを良くする働きがあります。
とにかく血液の流れを良くし、リンパに老廃物がたまらないようにすることは美容の基本ですよね。
セージエキスは末端冷え性の改善や、しつこいセルライトの除去にも役立ちます。
頭皮にも同じことが言えます。
セージ配合のトリートメントは頭皮の血行を良くし、ツヤのある髪を育てます。
また白髪予防にもなりますので、年齢を重ねた女性にぴったりです。
ホルモンバランスを整える作用
セージエキスには女性ホルモンであるエストロゲンに似た作用があります。
更年期障害や月経前症候群(PMS)に効果があると言われています。
更年期障害は人によって症状がさまざまですが、急に汗が吹き出る(ホットフラッシュ)といった経験は、比較的多くの人に見られます。
収れん作用も併せ持つセージは、このホットフラッシュに非常に有効なのです。
また、更年期障害の症状によくある憂鬱な気分や、イライラをセージの香りで和らげることもできます。
ほかにもセージには
- 抗酸化作用のあるフラボノイド
- 抗アレルギー作用のあるルテオリン
- 鎮痛作用のあるリナロール
- アンチエイジング作用を持つカルノシン酸
などが含まれています。外から内から女性を輝かせてくれる成分なのです。
また、セージの香りには神経の不安を取り除き、五感を研ぎ澄ます作用もあります。
疲れきった1日の終わりに、ハーブティーをいれるのも億劫という人は、セージエキスを染み込ませたティッシュなどを枕元に置いてみましょう。
リセットがいつもよりスムーズにできるかもしれませんよ。
セージエキスに副作用はある?
古くから薬草として使われてきたセージですが、セージオイルやハーブティは比較的作用が強く、少量で効果が発揮されます。
使用量を守れば安全と言われていますが、量を誤ると、嘔吐や下痢、錯乱などを起こす可能性があります。
また、てんかんを患っている人は使用できません。
同じように、セージエキスも皮膚には刺激が強いと言われています。
特に敏感肌を自覚している人は少量から試してください。
また、妊娠中や授乳中もセージエキスの使用は控えたほうが安全でしょう。
たくさんの美容効果が期待できるセージエキス。
ハーブの香りは好き嫌いが分かれるところですが、気に入れば、ぜひ毎日の生活にセージを取り入れてみてはいかがでしょうか。
→セージエキスが含まれているシミウスというオールインワンゲルもお勧めです。