女性にとっての永遠のテーマ。
それは、バストに関する悩みではないでしょうか。
特に、バストアップを願う女性は多いはず。
そしてそのためには、豆腐や納豆がいい、なんて話をよく聞きますよね。
これって本当なのでしょうか?
豆腐や納豆を使ったバストアップについて、そのホントのトコロを解明します!
目次
豆腐や納豆がバストアップに効くのはなぜ?
この胸、もう少しボリュームが欲しいなあ。
ふわふわのマシュマロみたいにやわらかくもしたい。
それに、ぷるんとしたハリがあったら…。
そんな願いを抱き、バストアップについて調べると、
おすすめの食材として検索にヒットする豆腐と納豆。
でも、一体どうしてこの2つの食材がおすすめされるのでしょうか?
秘密はイソフラボン!
豆腐と納豆、これらの食材の共通点は、どちらも大豆から作られるということ。
大豆といえば、日本ではとても身近な食材です。
豆腐と納豆以外にも、醤油や味噌といった日本特有の調味料も大豆から作られますし、
豆乳、ゆば、きな粉も大豆です。
青いうちに収穫すれば枝豆に、暗いところで発芽させればもやしに。
私たちの食生活のいたるところに大豆は登場します。
そんな大豆には、実は驚くべき力があるのです。
それは大豆の成分、イソフラボン。
これこそが、私たち女性にとってとても嬉しい効果をもたらし、
バストアップにも大きな効果を期待できる、強い味方なんです!
イソフラボンとは?
そもそもイソフラボンとは、植物に含まれ、渋みや苦みのもととなるポリフェノールという成分の一つです。
そして、大豆一粒に含まれるのイソフラボンの量は、せいぜい全体量の0.2~0.3%と、ごくわずか。
そのほとんどは、胚芽と呼ばれる芽の部分に集まっています。
大豆全体と比較すると、約10倍も濃縮されて含まれているそう!
小さな芽には、とても大きな力が秘められているんですね。
女性らしさを生み出すイソフラボン
では、イソフラボンがどうしてバストアップに効くのでしょう?
その謎を解き明かすために、女性の生活とは切っても切れない関係にある、
女性ホルモンについて説明します。
女性ホルモンの働き
女性ホルモンには、実は2つの種類があります。
卵胞ホルモンと呼ばれるエストロゲンと、黄体ホルモンであるプロゲステロンです。
エストロゲン
女性らしさの形成に関わるホルモン。
生理が終わってから排卵するまでの卵胞期にたくさん分泌され、
それによって、肌や髪のツヤが増し、バストアップを感じることもあります。
精神的にも安定する、まさに女性にとってのキラキラ期を生み出しています。
プロゲステロン
妊娠への働きかけに作用するホルモン。
排卵から生理が始まるまでの黄体期にたくさん分泌され、体が水分や脂肪をため込みやすくなります。
人によってはむくみや便秘、頭痛、腰痛、吹き出物など、様々な症状が出ることも。
精神的にもあまり安定していないため、どんより期に。
それぞれ働きが異なるこの2つのホルモンは、一定の周期で量を調節しながら、
私たち女性を心身ともにコントロールしています。
イソフラボンが女性ホルモンと似ている?
実はイソフラボンは、女性のキラキラ期を生み出す、
エストロゲンによく似ているんです。
エストロゲンは通常、体内でエストロゲン専用の器のようなもの(レセプターと呼ばれます)と結びついて、その効果を発揮します。
しかし、エストロゲンが不足している状態で豆腐や納豆を食べ、イソフラボンを体内に取り込むと、
体がイソフラボンをエストロゲンだと勘違いして、同じような効果をもたらすのです。
そのため、イソフラボンは植物エストロゲンともいわれます。
人間の体って、意外と単純ですね~!
豆腐や納豆が女性ホルモンの代わりに!
そもそも女性のバストは、母乳を作るための構造をしています。
第二次性徴期、すなわち思春期になると、エストロゲンの分泌が急増し、
母乳を作るための乳腺と脂肪がともに増え、バストが育ちます。
しかし、エストロゲンはそれ以降、極端に増えることはありません。
大人になってからのバストアップがむずかしいのはこのため。
そこで強い味方となるのが、エストロゲンと同じ働きを持つイソフラボンです!
もう増えることのないエストロゲンの代わりに、イソフラボンを含む豆腐や納豆を食べることで、
バストアップを促すことができちゃうんです。
イソフラボンの効果
まさにイソフラボンは、女性らしさをつくる救世主。
その効果を挙げてみると…
- バストアップ
- 生理痛や生理周期の乱れの改善
- 美肌
- 美髪
- 全身のラインの女性化(丸みを帯びた曲線)
- 生活習慣病の予防
- 骨粗しょう症の予防
- 更年期障害の症状抑制
- 育毛
- 育毛
- 快眠
- 意識の女性化
こんなにたくさんあるんです!
女性らしさだけでなく、健康にも嬉しいことばかりですね。
イソフラボン、スゴイ!
バストアップに効果的な食事はコレ!
豆腐や納豆など、和食中心の食生活をしていれば、
イソフラボンはたくさん取り入れることができ、バストアップも期待できそうですね!
では、これらの効果的な食べ方ってあるのでしょうか?
2つのイソフラボン
実はイソフラボンは、体への吸収のされやすさによって、2つの種類に分けられます。
それが、グリコシド型とアグリコン型です。
グリコシド型
周りに糖がくっついているため、腸に入ってから、糖を分解する必要があり、
そのあとでやっと、体に吸収されるイソフラボンです。
体にはほとんど吸収されず、全体の8割は体外へ排泄されてしまいます。
アグリコン型
周りに糖がくっついていないイソフラボンです。
糖を分解する必要がないため、胃や小腸でグングン吸収されます。
その吸収スピードは、グリコシド型の約3倍といわれるほど速いんです。
豆腐や納豆だけではNG
実は、豆腐や納豆に含まれるイソフラボンは、
そのほとんどが吸収されにくいグリコシド型だと言われています。
吸収のよいアグリコン型は、味噌や醤油に多く含まれています。
ですが、いくらバストアップしたいからといって、さすがに味噌と醤油ばっかり摂取するわけにはいきませんよね。
エストロゲンは、キャベツ、リンゴや梨などフルーツ類、海藻、ナッツ類に含まれる、
ボロンという成分があると、さらに多く分泌されるといいます。
さらに、牛乳やバター、チーズなどの乳製品や、赤身のお肉など、
脂肪を作る良質なたんぱく質をバランスよく食事に取り入れるのが、健康にもよいでしょう!
例えば、
- 豆腐とわかめのお味噌汁
- フルーツとナッツを入れたヨーグルト
- きな粉牛乳
- おからでかさ増ししたハンバーグ
などがおすすめです。
サプリで摂るイソフラボン
即効性を求めるなら、イソフラボンのサプリもおすすめです。
サプリを選ぶときに大事なのは、値段よりも質です。
まず忘れてはいけないのは、吸収されやすいアグリコン型のイソフラボン配合のものを選ぶこと。
さらに、アグリコン型のイソフラボンにもいくつか種類があり、
そのうち、エストロゲン作用が強いのはゲニステインとダイゼインです。
健康と美容を考えるなら、このダイゼインこそおすすめ。
ダイゼインは作用が穏やかで、肥満改善に効果ありといわれています。
ダイゼインは、胚芽から取ったイソフラボンに多いため、
サプリを選ぶときは胚芽由来のものを選ぶといいでしょう。
質の良いサプリでしたら、
アグリコン型かどうか、大豆のどこから抽出したものなのかはきちんと明記されています。
記載がない場合は、問い合わせてみてもいいでしょう。
摂りすぎには要注意
一日に必要な量だけ摂りましょう
ですが、ここで注意を!
イソフラボンは摂れば摂るほどバストアップに効果的!というわけではありません。
まず、イソフラボンは食品安全委員会によって、
一日の摂取量の上限(70~75mg)が決められています。
豆腐一丁のイソフラボン量がだいたい100mg。
豆乳だとコップ2杯くらいになるそうです。
普段の食事で摂取する分にはほとんどオーバーすることはないので心配はいりません。
ただし、毎日納豆を1パック食べ、豆乳をコップ一杯飲み、さらに他のイソフラボンを含む食材も食べる、
という人はサプリの使用は避けるべきでしょう。
サプリを使用する時は、その日の食事内容と、用量をよく考えてから使用してくださいね。
参照:https://www.fsc.go.jp/iken-bosyu/pc_isoflavone180309_4.pdf
イソフラボンを摂る効果的な時期
ズバリ、イソフラボンをより効果的に摂るためのおすすめ時期は、
生理が終わってから排卵するまでの期間=卵胞期です。
本来、エストロゲンが少ないのは排卵から生理が始まるまでの黄体期。
ですが、その黄体期に、エストロゲン作用のあるイソフラボンを摂取してしまうと、
ホルモンバランスが崩れてしまう恐れがあるのです。
生理周期が乱れたり、生理が止まったり、お肌や精神面にも影響が出かねません。
もちろん、イソフラボン含有量を抑えたものであれば、生理中、卵胞期、黄体期問わず摂取できます。
毎日飲まないと不安、毎日飲まないと忘れそう、なんていう人は、そういったタイプのサプリを選んでくださいね。
まとめ
豆腐や納豆を食べるとバストアップする、というのはどうやらホントのようです!
その効果は、イソフラボンのおかげ。
もちろん、イソフラボンだけに頼るのはよくありません、
少しでも体に異常を感じたら、サプリや大豆食品の摂取は控えるようにしましょうね。
そして、睡眠や運動、普段の生活習慣もしっかり整え、楽しく、健康に、
美しさと満足感のあるバストを手に入れましょう!