彼女の前で仕事の電話をして、
「仕事できる俺ってちょっとイケてる?」と、かっこつけた経験がありませんか?
でも「何その言葉!おかしくない?」というレベルでは、
ドン引きされて終わりという可能性もありますよ。
今回は、そんな知らないと恥ずかしいビジネス敬語についてのお話です。
目次
「なるほど」「じゃぁ」「ちょっと」の危険
目上の人に「なるほど」は失礼
これは、私が勤めていた会社で年配の女性に注意されたエピソードです。
作業の引き継ぎで色々と教えてもらっているときに、
「なるほど~」とうなずきながら聞いていた私。
するとその女性から、「あなたさっきからそれ失礼よ」と注意され、
すごくビックリしたのを覚えています。
その日の夜、早速ネットで調べてみました。
相手がいっていることを「評価」していることにもなる言葉であるため、
お客様や目上の人が発言した内容に対して「なるほど」と言うのは
大変失礼な行為にあたります。
参考URL:http://and-plus.net/
やっぱり「なるほど」と言ってしまうと、目上の人に対しては失礼にあたるとのこと。
では、何と言えばよいのでしょうか?
例えば、今回の場合は仕事を教えてもらっていて、
自分が納得していることを表現したかったわけですよね。
そういうときは、
「そうなんですね」「分かりました」「勉強になります」と言えばOKでしょう。
「じゃぁ」「ちょっと」はNG
今度は、社内で聞こえた会話から。
「じゃぁ○時にお待ちしております」「ちょっと待ってくださいね」
それは敬語としてはどうなの?と思ってしまいました。
「じゃぁ」は「では」、
「ちょっと」は「少々」と言うのが丁寧ですよね。
社会人として、この程度の敬語を使いこなせないのは、恥ずかしいことだと感じます。
よくある間違った敬語変換
「着かれました」にビックリ
これも社内で聞こえた言葉です。
打ち合わせをするために来て下さった取引先の方が「到着した」と連絡をしてきたとき、
ある同僚は「あ、もう着かれましたか」と言いました。
ちょっと違和感がありますよね。
正しくは「到着されましたか」や「お着きになりましたか」と言います。
普段から使っていない言葉だからこそ、とっさに出てしまうのが怖いところ。
迷ったときは「お早いですね」「分かりました」「すぐに行きます」など、
使い慣れている言葉で対応するのがよいでしょう。
携帯を「ご携帯」?
敬語のむずかしさは、“ご”、“お”をどう付けるかというところにもあります。
ある日、
「今から私のご携帯を教えますので、その番号にかけてもらえれば大丈夫です」
という会話を聞きました。
自分の持ち物に対して“ご”を付ける必要は全くありません。
ここで、電話をかけたときに使いがちな、間違った敬語も一緒にご紹介します。
それは「○○様のご携帯でよろしいでしょうか?」と言う言葉。
この場合“電話口に出ているのは○○さんですか?”ということを確かめたいので、
「○○様ですか?」や「○○様でいらっしゃいますか?」と尋ねればOKです。
番外編?関西独特の語尾「ね」
大阪出身の同僚が注意されていた話もご紹介しましょう。
彼は語尾に「ね」を付ける癖がありました。
「あのね~」「あ、これはね~」「それでね~」「そうなんですよね~」「ちょっとね~」など、
何かにつけて語尾に「ね」が付いてしまうんです。
これは、関西ではとくに問題になることはないようですが、
それ以外の地域の場合、
本人は普通に敬語として話しているつもりでも、
目上の人に対して失礼にあたることが多いです。
関西出身の方、関西以外の職場では注意して下さいね。
参考URL:http://j-town.net/
おわりに
先輩や上司と仲良くなってくると、
親近感をもちつつ、敬意を払いながら使う敬語となるので、余計に難しい気がします。
まだ20代だから間違っても許してもらえるよね!と油断しているそこのキミ。
今から練習しておかないと、10年後にはおかしな敬語を使うオッサンになっているかも!?