実は、「昔は普通だったことが今は通用しない」ということが、思っているよりたくさんあることをご存じですか?
今回は、昔と今の小学校の違いをいくつかご紹介します。
もし、お子さんがこの春から小学校に入学するなら必見ですよ!
目次
季節・健康に関わること
昔は、夏は暑くて冬は寒い教室が当たり前で、下敷きであおいだり、学校で禁止されてなければカイロを持って行ったりした人が多いのではないでしょうか。
今は、扇風機が教室の壁につけてあり、さらにはエアコンがある光景も当たり前になりました。
そして、昔はのどが乾いたら水道の水を飲んでいましたが、今は水筒を持参する時代です。
プールの授業にも変化
昔は、プールに入る前には下半身だけ浸かる消毒槽が用意してありましたが、今はありません。
さらに、プールからあがったときに使っていた“目を洗うための水道”もありません。
最後に目を洗わないからなのか、ゴーグルを使って泳いでも良いという学校もあります。
予防接種は自費で受ける
イヤな記憶として残っている人も多いと思いますが、昔はインフルエンザの予防接種を学校で行っていました。
予防接種を受ける日には、学校でもらうあの“独特の質感”の用紙に体温を書き、お母さんのサインをもらって持って行きましたよね。
“この紙、忘れたことにしちゃおうかな”と思った人も多いのでは?笑
でも、今の小学校で集団接種はされていません。
その理由は、予防接種はしない方が良いという考えの人が増えたから。
つまり今は、受けるか受けないかを自分で選ぶ、受けたい人は自分で受けてね、ということです。
とは言え、数年前から値上がりしたワクチン。
病院によって価格が違い、必要だと言われている“2回の接種”をした場合5,000円のところもあれば10,000円のところもあります。
実は、そんなに高かったら無理!と子どもに受けさせない家庭も増えているようです。
最近は組合や自治体が補助金を出してくれるところも増えているので、ぜひ活用して下さいね!
デザインや色に関わること
昔と今の1番の違いと言っても過言ではないのが、ランドセルの色ですね。
昔は“女の子は赤、男の子は黒”と決まっていましたが、今は男女関係なく好きな色のランドセルを使うことができます。
水色や茶色を選ぶ女の子が多く、小学生の間では「水色は女の子の色」と言われているようです。
授業で使うものがオシャレ
連絡帳やノートにキャラクターのものやオシャレなものが多いのは、もはや当たり前です。
それより驚きなのは、習字や絵の具、彫刻刀や裁縫セットのオシャレさ!
女の子らしいリボンやレースの模様、男の子が好きそうなドラゴンやスポーツブランドのものなどがたくさんあります。
中でも、彫刻刀はとくに驚きです!!
オシャレなだけでなく、安全性も高くなっています。
参考URL:http://www.yukawanet.com
授業内容に関わること
昔と違って、今の小学校は英語やパソコンも授業に組み込まれています。
息子に「中学に入ったら5教科になるよ」と言ったら、「今も5教科あるよ」と言われました!笑
そして、英語だけではなく他の国の文化を習う小学校も増えています。
例えば週に1度、中国や韓国についての言葉や文化について授業を受ける学校も。
さらに、昔は「肌色」という色がありましたが、今は「ペールオレンジ」や「うすだいだい」という名前に変わっています。
昔とは違い、“日本には日本人だけが住んでいる”と思っている子はもういないかもしれませんね。
防犯に関わること
平和だ、治安が良いと言われる日本ですが、子どもの防犯に関する意識は高まっています。
防犯ブザーを持たせるのは当然ですし、中にはGPS付きキッズケータイを持たせることを許可している小学校も少なくありません。
防犯ブザーについては、入学時に配られることもあります。
さらに、登下校中は名札をつけない、ランドセルに住所を書かないなどの個人情報を意識したルールも多いです。
そして、放課後は校庭で遊んではいけないという学校が多いのも驚きました。
不審者の侵入を防ぐために、登下校時の15分間程度のみ校門を解放しているという学校も少なくありません。
個人情報は同級生にも明かさない
実は、ほとんどの学校ではもう連絡網がありません。
緊急のお知らせがあるときはどうするかと言うと、一斉メール送信が主流となっています。
保護者によりあらかじめメールアドレスを登録しておく必要がありますが、雨で運動会や遠足が中止になるときや台風で休校になるときも朝にメールで届くので安心です。
それだけでなく、卒業アルバムにも住所や電話番号を載せなくなりました。
おわりに
いかがでしたか?
他にも、家庭訪問は玄関で終わらせるのが普通になっていたり、無くなったハズの土曜授業が再開し始めたり、実は知らないところでめまぐるしく変化している小学校の“当たり前”。
お子さんがこれから入学するという人は、違いが多いと戸惑うことも多いと思います。
モンスターペアレントなどと呼ばれないためにも、学校ルールには柔軟に対応して下さいね!