- 「春になると肌が乾燥してきて、肌荒れが起こってしまう!」
- 「新しい化粧品をつけるとあわない」
という方は、自分の肌が弱くてどうしようもないと諦めていませんか?
生まれつき肌が弱い方はそれほど多くないと思いますが、いつ頃から敏感肌になったのか覚えている場合もありますよね。
敏感肌になる前から、なにかの理由で肌状態が改善されず、肌荒れを繰り返して肌が敏感肌から抜け出せないときがあります。
敏感肌を改善していこうと思うなら、敏感肌になった原因を知ることが大切です。
どうして敏感肌になってしまったのか理由を知ることで、改善方法も見つかり肌は少しずつよくなっていくのです。
目次
敏感肌はどんな肌のことをいうの?
敏感肌と言われるタイプは、いくつかの特徴のある症状があります。
特に多いのが肌に
- 「かゆみ」
- 「赤み」
- 「かぶれ」
- 「にきび」
- 「乾燥」
- 「湿疹」
が生じるもの。
この症状のほとんどが敏感肌と言われるものです。
ただし同じ症状があっても、敏感肌でなく皮膚病や内臓疾患のこともありますから注意が必要です。
皮膚病や内臓疾患があると治療を行わなければ、肌荒れは一向によくなっていきません。
心配ならまずは皮膚科や内科を受診して、皮膚病や内臓疾患を患っていないことを確認してから、市販の化粧品などを使用するようにしましょう。
敏感肌になる原因は?
1.まずは皮膚のしくみを理解しましょう!
わたしたちの肌の表面は、厚さが2mmというとても薄い膜からできています。
肌の表面は外側から
- 表皮
- 真皮
- 皮下組織
の順に3層に分かれています。
肌があれるというのは、主に表皮の薄い膜が傷つけられてバリア機能が低下することで肌荒れが生じ、敏感肌になりやすくなります。
バリア機能とは、紫外線や化粧品といった外からの刺激から、肌を守る力のことをいいます。
表皮の薄い膜部分のバリア機能が低下して、強い刺激に対応できなくなると、肌の水分がどんどん飛んでいき、乾燥肌になってしまいます。
これを繰り返していると、乾燥肌から脱出できなくなってしまうため、早めに対応しておかないと悪い循環を繰り返して治らなくなっていきます。
2.肌トラブルを起こすのは表皮が乾燥しているから
「肌の仕組みなんてわからない!」と言われる方が多いと思いますが、敏感肌を改善するには、肌トラブルを起こす原因を知っておくほうがわかりやすいです。
肌の一番表面にある表皮部分は、
- 「角質層」
- 「顆粒層(かりゅう)」
- 「有棘層(ゆうきょく)」
- 「基底層(きてい)」
の順で層をなしています。
この部分がターンオーバーを繰り返すことで、肌の表面が新しい肌に変わっていきます。
ターンオーバーとは古い肌が新しい肌に変わる周期のこと。
およそ1か月で1サイクルが終わり、年齢を増すごとに1サイクルの回復が遅くなっていきます。
するとみずみずしい新しい細胞に回復するまでの期間がながくなり、その間に外からの刺激を受けて、敏感肌になってしまいます。
敏感肌に多い肌トラブルは?
敏感肌になる原因のほとんどが、乾燥がひどくなっていったから。
症状に多い
- 「赤み」
- 「かぶれ」
- 「にきび」
- 「湿疹」
- 「かゆみ」
について、どうしてそのようになるのかご説明します。
1.肌が赤くて痛みもある敏感肌の原因と対処法は?
原因
肌に赤みがあって、痛みが生じる場合は、炎症が起きていることがあります。
洗顔の時に使用している洗顔料がスクラブタイプで、ゴシゴシとしっかり洗っているのも原因のひとつです。
肌はわずか0.02mmの薄い膜でできていますから、優しく傷がつかないように洗うことが大切。
いったん肌に傷がつくと、ますます水分の蒸発がひどくなり乾燥肌になってしまいます。
そして毛細血管が上に浮き出して赤みをおびた肌になってしまうのです。
当然化粧品を付けるとヒリヒリとして傷みが生じます。
対処法
こんな時は、肌に負担の少ない洗顔料や化粧品を使用するようにしましょう。
合成界面活性剤を使用した化粧品は肌に刺激が強いので、石けんを素にしたものを使うと良いでしょう。
石けんだけでは、洗浄力が強すぎる場合は
- 洗顔後に化粧水をコットンたっぷりしみこませる
- 手で化粧水を優しく肌になじませる
- 最後にコットンをパックのように肌にのせる
- 乳液を顔全体にまんべんなく伸ばす
こうすることで、乾燥肌を防ぐことができます。
ただし繰り返し継続して行わなければいけません。
少なくともターンオーバーの1サイクルが終るおよそ1か月程度は様子を見るようにしましょう。
2.かぶれや湿疹ができる場合の敏感肌の原因と改善法は?
原因
化粧品を付けてかぶれ湿疹ができてしまうのは、付けた化粧品の刺激が強く肌にあってないから。
そしてこれは免疫機能が働いてこれ以上対応できないという状態です。
- 外からの強い紫外線
- ウイルス
- ダニ
- ほこり
などから肌を守っているバリア機能自体が弱くなっているためにこのようなかぶれや湿疹がおこってきます。
バリア機能を回復していけば、かぶれや湿疹は改善してくるはずです。
ところが、これだけでかぶれや湿疹が改善されない場合は、
- アトピー性皮膚炎
- 内臓の疾患
- 悪性腫瘍
の可能性もありますので、内科や皮膚科を受診したほうがよいでしょう。
対処法
バリア機能を高めるには、毎日の生活習慣を改めるのが近道です。
ターンオーバーの大敵が睡眠不足。
睡眠不足になると免疫機能が低下して、睡眠時に増える成長ホルモンの分泌が少なくなっていきます。
成長ホルモンをたくさん分泌するには、睡眠時間は最低6時間以上とし、22時~2時のお肌のゴールデンタイムには寝ているようにしましょう。
こうすることで、肌のターンオーバーがうまく働き、新しい肌がどんどん作られていくのです。
3.ニキビが多く出て困る敏感肌の原因と改善方法は?
原因
季節の変わり目になると、ホルモンバランスが崩れて敏感肌になることがあります。
特に冬から春にかけては、冬で乾燥している肌がそのまま強い春先の紫外線をうけるため、肌の回復機能が衰えているところに刺激が加わり、肌が荒れやすくなります。
対処法
大人になってからニキビが出て困る敏感肌の方は、食生活や生活習慣を改善する必要があります。
そして洗顔にも注意しましょう。
メイクはしっかり落としてダブル洗顔を行い、毛穴の奥の油分を取り除きます。
古い角質や油分が残っていると、肌トラブルの原因になりますから、泡でつつみ込むようにゆっくりと洗います。
洗ったあとはしっかり保湿。
これだけ行っても、食事が脂っこかったり、糖分が多かったりすると、ニキビがでやすくなりますから、食生活を改善しながらニキビケアを行いましょう。
敏感肌におすすめの化粧品
敏感肌の方は、トラブルが起きている間は刺激の少ない化粧品を使用するのがおすすめ。
敏感肌用とうたっている化粧品はいくつもありますが、基本的に以下のような刺激が強いものは使わないようにしましょう。
- 石油系の合成界面活性剤
- 流動パラフィンなどの鉱物油
- タール系色素
- パラベン、ベンゾフェノン系
- 環境ホルモン作用があるもの
できるだけこれらを使用しない化粧品で、
肌保湿成分
角質層内と同じ成分
「脂肪酸」
を含んだ、高い保湿性がある化粧品がおすすめです。
美容化粧品は、最新のものがもっとも研究されている商品ですので、まずは試すことから初めてみませんか?
ディセンシア「アヤナス ローション コンセントレート」
ディセンシアは、ポーラ・オルビスグループの「ayanasu(アヤナス)」シリーズの敏感肌用化粧品。
今までにない高濃度の保湿成分「セラミド」を配合、ほうれい線のしわまでふっくらとさせてくれる優れた効果のある化粧品です。
「アヤナス ローション コンセントレート」は、徹底的に敏感肌を研究し、
敏感肌になる原因であるバリア機能を回復させ、さまざまな刺激から肌を守ります。
バリア機能が回復したころに、角質内成分であるヒト型セラミドやコラーゲンの産生をうながすポーラ独自の成分「CVアルギネート」を配合することで、エイジングと敏感肌の両方を改善させてくれます。
まとめ
いつも肌トラブルに悩まされる方は、敏感肌の原因を理解すると、どのような対策をしてよいのかがわかりますよね。
肌が荒れているからといって、特別な化粧品を付ければすぐに改善するのではなく、
ターンオーバーを促して、肌のバリア機能を上げることがもっとも大切。
敏感肌の化粧品もたくさん発売されていますが、必ずトライアルなどでためして、ご自分に適したタイプを使用して、肌の乾燥を防いでくださいね。