サポニン | 高麗人参や大豆に含まれるサポニンの効果や副作用は?

サポニンという成分を知っていますか?

ごぼう茶を飲んでいたり、漢方に興味がある人なら知っているかもしれません。

知らないと損するサポニンのすごい美容効果をまとめました。

 



目次

サポニンって何?

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サポニンは多くの植物に含まれている 配糖体の一種です。

根や葉、茎などどこにでも含まれています。

配糖体は「糖」の部分と「糖以外(=非糖)」の部分を持っていて、糖の部分は水になじみ、非糖の部分は油になじむという性質があります。つ

まり、サポニンは水と油をつなぐ界面活性剤のような働きをもつ成分と言えます。

サポニンはマメ科の植物に特に多く含まれていて、苦味やえぐみの主成分となっています。

  • 大豆には大豆サポニン
  • 黒豆には黒豆サポニン
  • 高麗人参には人参サポニン

といったように、食品によって名前がつけられていて、それぞれ働きが少しずつ異なります。

サポニンの中でも特に「大豆」と「高麗人参」は美容効果、健康効果が高く注目されています。

サポニンの働き

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強力な抗酸化作用

サポニンには強力な抗酸化作用があると言われています。

体の酸化はお肌の老化だけでなく、血管や細胞などの老化につながります。

食事によって体に取り入られたコレステロールや中性脂肪が

酸化すると「過酸化脂質」という物質に変わります。

また肌の過剰な皮脂も、酸化することで「過脂化」してしまいます。

体内では過酸化脂質が血管に悪さをして動脈硬化を発症させたり、高血圧を招いたりすると言われています。

肌が過脂化していると、紫外線を浴びたときにつくられるメラニンも過脂化され、シミも濃くて厄介なものになるというわけです。

そんな過酸化脂質の生成や肌の過脂化を防いでくれるのがサポニン。

特に大豆サポニンに協力な抗酸化作用が認められています。

 

肥満予防

サポニンにはブドウ糖と脂肪の合成を抑制する働きもあります。

また、腸には栄養を吸収する絨毛という部位がありますが、絨毛が大きくなるのを正常にする働きがあるため、糖や脂肪そのものの吸収を妨げます

(絨毛が大きければその分栄養が多く吸収されてしまいます)

さらにサポニンはすい臓から分泌されるリパーゼという酵素にも働きかけ、脂肪吸収率を下げます。

このようにいろいろな角度からサポニンは肥満を予防する働きを持っているのです。

 

血流改善

サポニンの中でも、高麗人参や田七人参に含まれるサポニンには血流を改善する効果があることがわかっています。

最近は夏でも体が冷えている人が多いです。

また、足やおなかなど、下半身が冷えていると当然子宮も冷えています。

女性の体調不良の原因は、子宮が冷えていることによるものが多いのです。

サポニンで血流を改善させ体を温めることは、アンチエイジングだけでなく、体調管理にもなるのです。

そのほかにも、コレステロール値を下げる、免疫力を高める、体内の有害物質を排出する、女性ホルモン(エストロゲン)の分泌促進などサポニンの働きは多岐にわたります。

またインスリンと同じような働きもすることがわかっていて、糖尿病対策にもなります。

サポニンって安全なの?

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これだけ万能だと、サポニンには人間に害をあたえるほどの強い作用があるのでは?

本当に安全なの?

と思われる人もいるかもしれません。

実際のところはどうなのでしょうか。

 

大豆、高麗人参は安全

サポニンはその由来する植物によって、働きも毒性の程度も異なります。

大豆、高麗人参に含まれているサポニンは安全性が高いことがわかっています。

だからと言って、過剰に摂取しても何も問題が起こらないかといえば、人によってさまざまです。

摂取量の目安をまもるのが基本です。

 

それ以外の安全性について

サプリメントとして販売されているサポニンについては、過剰摂取をしない限り、安全性に問題がないと考えられます。

ただ、サポニンの中には、その界面活性作用のためにとても強い溶血作用(赤血球を溶解させる作用)をもっているものもあります。

摂取量が多すぎると、吐き気や腹痛、下痢を引き起こす可能性がありますので、注意が必要です。

 





サポニンの摂り方

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大豆サポニン:やっぱり大豆はすごい

大豆サポニンは生の大豆だけでなく、大豆加工品にも多く含まれています。

もっとも含有率が高いのは高野豆腐で、0.35%です。

他にも

  • がんもどき
  • 油揚げ
  • おから
  • 豆乳
  • 納豆

などにも含まれています。

ただし、豆腐はそのえぐみのために、サポニンが取り除かれていますので、サポニン摂取という点では向いていません。

ただ、大豆製品はサポニンだけでなく

  • たんぱく質
  • イソフラボン
  • レシチン
  • ビタミンE

などの貴重な栄養素が同時に摂れますし、アメリカでは「ガン予防に効果があると考えられる食品リスト」の最も効果がある8品目のひとつに大豆が挙げられています。

そういった意味でも、大豆は毎食に取り入れたい食品ですね。

 

高麗人参

サポニンの含有率は大豆よりも多い高麗人参。

サポニンの種類も豊富で、溶血作用もなく安全性も高いです。

いまはサプリメントで手軽に摂取することができます。

ただその品質はさまざまなようです。

必ずサポニン含有率を確認し、あまり安価なものは(品質がよい高麗人参であればそれなりに価格に反映されます)避けるようにしましょう。

品質のよい高麗人参サプリメントであれば、高い美容効果が得られるはずですよ。

 

サポニン含有の商品

当ブログではサポニンが入っている商品のレビュー記事があります。

・バストアップ×ダイエットサプリ⇒ボンキュート

・ダイエットティー⇒美甘麗茶

・正中線を消すクリーム⇒メイドバイマムクリーム

それぞれサポニンが主成分ではありませんが、参考になれば幸いです。