友達の子は、もうパンツになったのに、うちの子はまだオムツ。
焦りを感じることってありますよね。
保育園の先生や周りのママ友は、
- 「個人差があるし~」
- 「いつか外れるから大丈夫」
- 「自然とパンツになるよ~」
と言うけど、心配になってしまいます。
一方、のんびりしていたら、幼稚園の説明会で
「入園時までにパンツになるように、トイレトレーニングしてください!」
と言われて焦りだす新米ママさんもいると思います。
そこで、おむつを卒業してパンツにしようと思っているママ、パパのために、トイレトレーニングの方法を説明します!
目次
トイレトレーニングとは
一般的にトイレトレーニングとは
パンツで生活できトイレで排泄(おしっこ、うんち)できることを目標とするトレーニングです。
何度も失敗を積み重ねつつ、トイレで排泄できるようになってきます。
いつからはじめる?
いつから、トイレトレーニングをすればいいのでしょうか?
1歳以降であれば、大丈夫です。
また、親のやる気も必要です。子どもがトイレに興味を持ち、親のやる気が整ったらはじめましょう。
トイレトレーニングの準備
子どもを「おまる」や補助便座に座らせて、すぐにおしっこ、うんちをするか、というと、そういうことは滅多にありません。
まずは、トイレに慣れさせるための準備練習をしましょう。
準備練習は、1歳からでも2歳からでも、いつでもよいでしょう。
やはり親の指導はある程度必要です。
例えば、ここのトイレでおしっことウンチをするんだよ、と教えたり
絵本で、おしっこ、うんちのことを教えましょう。
また、トイレに座らせるだけの練習、オムツについたうんちをトイレに流すときに、うんちが流れていくところを見せたりする練習をしましょう。
うんちが流れるのを怖がる子どもが多いので、そういった場面を見せるのは必要かもしれません。
おしっこのトレーニングの開始時期
子どもの身体の成長過程で、膀胱におしっこを溜める能力(機能)というのが2~3歳頃に備わるようです。
おしっこを溜める能力が備わった頃が、おまるや補助便座に座らせるトレーニングのはじめ時と言えるでしょう。
膀胱におしっこを溜める能力があるか否かの判断の目安は以下です。
目安
- 朝のオムツの取替えようとしたときに、オムツが濡れていない
- 2~3時間オムツが濡れていない
- おしっこしたいと言ってから2~3分我慢できている
うんちのトレーニングの開始時期
子どもが便意を感じるようになった頃になります。
例えば、子どもウンチがでそうになると、「うーん」と立ち止まったり、いきもうとしていたりする頃でしょう。
トレーニングを始めるオススメの時期
実際に、パンツをはかせてみるのは、夏がよいでしょう。
失敗すると服を汚して失敗しますので、洗濯する服が少なく乾くのが早い夏が好ましいでしょう。
ただし、準備練習は、季節を問わずいつでもよいと思います。
おむつをはずすのにどれくらいかかる?
個人差がありますが、半年~1年くらいが平均的なようです。
ただし、3歳すぎてトレーニングする子は1週間~1ヶ月くらいで成功する子も多くいるようです。
トイレトレーニングでの困ったこと
次に
- トイレトレーニングでの困ったこと
- トイレトレーニングあるある
をご紹介します。
自分の子供だけじゃないんだ!ということが分かると思います。
トイレで遊びだす
- トイレで水を流すのを何回もやったり
- トイレットペーパーで遊んだり
など、トイレが遊び場となることもありますが
トイレを嫌いになってしまうと、成功から遠ざかるので、温かく見守ってあげましょう。
トイレを怖がる
トイレを怖がる子がいます。
- 水が流れていくのがこわい
- うんちがぽっちゃんと落ちるのが怖い
- ウンチそのものが怖い
などです。
無理強いは、一番良くないので、1週間お休みして、その後、「トイレ一緒にいってみない?シールあげるよ」など、楽しい言葉をかけて誘ってみましょう。
また、ウンチ恐怖症の子には、ウンチの絵本などを読んで、ウンチに慣れさせましょう。
パンツを嫌がる
パンツを嫌がる子もいます。
下着売り場に一緒にいって、子どもにパンツを選ばせて買ってあげましょう。
やる気がでて、パンツをはこうとしますし、汚さないように、おしっこ、うんち、と言ってくれるようになります。
ウンチのときだけオムツでしようとする。
ウンチそのものが、怖いというイメージがあるようです。
まずは、ウンチの絵本などで慣れさせることがポイントです。
また、足がつくように、踏み台を用意しましょう。
しっかりと足がついていると安心するようです。
おしっこだけトイレでしない
うんちは、トイレでできるのに、おしっこだけトイレでできない子っています。
おしっこを出すという感覚が、まだ機能として備わっていないだけだと思います。
焦らず、子供の成長を見守りましょう。
また、食後や、大量の水を飲んだ1時間後くらいに、声をかけて、トイレに誘ってみましょう。
幼稚園の入園前を目標に
幼稚園の場合は、入園前までにトイレトレーニングを終わらるところがほとんどのようです。
保育園の場合は、子どもにあわせて、割と寛大に見守ってくれるようです。
保育園では、周りの子につられて「パンツはきたい」と言い出す子もいるので、親があまり介入しなくても、子どものやる気でトイレトレーニングが成功することもあるようです。
目標としては「保育園の3歳クラスになる前」くらいです。
トイレトレーニングの方法
次に、トイレトレーニングの方法を説明します。
トイレに慣らす
トイレに慣らすことが重要です。
子どもは水洗便所を怖がると思いますので、水が流れる様子や、ウンチが流れていく様子をみせましょう。
おまる、又は、補助便座に座る練習
おまるや補助便座に座る練習をさせましょう。
具体的には、朝起きたとき、食後、お風呂の前、寝る前などに声をかけて、とにかく座らせましょう。
実際におしっこやウンチができたら、大成功ですが、はじめの1ヶ月~半年くらいは、何も無しという覚悟で望みましょう。
私の家は、狭いので、おまるの置き場所に困りおまるは使用しませんでした。
補助便座からはじめましたが、全く問題ありませんでした。
最近では、多くの子どもが補助便座からはじめるようです。
ただし、補助便座を使う場合は、子どもの足が宙ぶらりんになると、子どもが怖がりますし安定感に欠けます。
必ず、踏み台を用意しましょう。
おしっこの練習
子どもがおしっこを出すという感覚をつかむまで、根気よく練習しましょう。
成功したときには、過剰にほめましょう!
うんちの練習
いつもウンチがでそうな時間帯にトイレに誘ってみましょう。
しばらく座らせていると、自然とウンチをすることもありますので、親がびっくりすることもあります。
パンツの練習
トイレでおしっこができるようになり、トイレでうんちができるようになってから、綿100%のパンツをはかせましょう。
パンツの切り替えは焦らなくてよいでしょう。
きちんと、トイレで排泄ができると確信してからの方が、余計な洗濯ものが増えず親が楽です。
また、「トレーニングパンツ」は、乾くのに時間がかかり、意外と使いません。
いきなり本物のパンツで試して見ましょう。
また、はじめの2、3日は失敗するので、親が忙しくないとき(連休中や土日)を選んで、パンツに切り替えましょう。
保育園でのトイレトレーニング方法
保育園では、食前、遊ぶ前、昼寝前などに、トイレに座らせて、トレーニングをしてくれます。
保育園では、友達の影響を受けるので、その点、よいでしょう。
トイレでおしっこ、うんちができるようになってから、パンツに移行します。
保育園の先生にとっても、パンツでお漏らしすると、お着替えが大変ですので、無理強いはしません。
外出時でのトイレトレーニング方法
外出時は、補助便座がなかったりすので、まずは、補助便座のないトイレに慣れさせる必要があります。
また、外出時にお漏らしをすると大変ですので、冬場などは無理せずにオムツで対応してもよいと思います。
おすすめのグッズ
トイレトレーニングでのお勧めグッズを紹介します。
おまる
おまるは、個人的には必要ないと思いますが、もし、置き場所に困らない、衛生管理ができているのであれば、おまるをおすすめします。
こどもの足がしっかりと地面について、子どもにとっても慣れ易いからです。
子どものやる気を重視してキャラクターものでもよいですし、洗い安さ重視で、選んでよいと思います。
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補助便座
補助便座に関しては、大人の便座のミニ版が好ましいでしょう。
前に取っ手が無い便座が好ましいです。取っ手がある補助便座の場合、子どもを乗せたり降ろしたりが面倒だからです。
また、男の子の場合は、おしっこが飛び散るというトラブルがあるようですので、前の方に飛ばないようなものがよいでしょう。
また、補助便座の裏面に凹凸が少ないものがよいでしょう。汚れたときに簡単に洗えた方が楽だからです。
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踏み台
踏み台は、トイレトレーニング成功後も、しばらくは使うので、丈夫なものを選びましょう。
例えば、トイレの便器に沿ってU字型になった踏み台は、足場がしっかりしており、子どもが安心するようです。
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シール
トイレに慣れさせる頃は、シールでトイレを誘うのがよいでしょう。
意外とシールでやる気が継続します。
男の子の場合は、車、電車など、女の子の場合は、キラキラしたシールなど、子どもの好みのものをチョイスしておきましょう。
トイレトレーニングの失敗談
親があまりにもスパルタでトイレトレーニングをしたり、夏場に急いで無理してトイレトレーニングをさせると、子どもが恐怖でトイレにいかなくなるようです。
トイレ=楽しい、すっきりする、など良いイメージを植えつけるようにしましょう。
また、
- トイレを汚したり
- 着替えた後に、おしっこを漏らす
- 成功しなくて焦る
と思わず怒りたくなりますが、自分がイライラしているときは、トレーニングをお休みしましょう。
私のトイレトレーニング体験談
私の子どもは便秘気味で、うんちが固くて切れ痔になることがあり、痛がることがありました。
そして、子どもは、トイレ=痛いというイメージがついてしまい、しばらくはトイレでウンチができませんでした。
小児科を受診したところ、子どもの便秘は意外と多く、深刻なようです。
便をやわらかくして痛くないようにする薬が処方されました。
また、子どもの便秘解消のために、乳酸菌(ヤクルト、ビスコ)をあげたり、野菜嫌いな子どもの料理を工夫したりしたり、パンや麺類をやめて、繊維の多い白米や玄米の主食をあげるようにしました。
便秘を治すまではトイレトレーニングを中止し、ウンチ=痛いというイメージを払拭するのに1年くらいかかりました。
長い道のりでしたが、今では便秘の問題はなく、トイレを怖がらないようになりました。
もし、ウンチを痛がる子がいたら、まずは便秘を治してから、トイレトレーニングをしてみることをお勧めします。