最近彼や夫との間に不穏な空気が流れていませんか?
もしかするとその原因は二人の役割分担にあるのかもしれません。
分担作業は効率的でお互いに干渉しあわないというメリットがありますが、それを上回るデメリットもたくさんあるのです。
実は二人の喧嘩を減らしたいのであれば、共同作業をする事が効果的なんですよ。
今回は、役割分担が二人の間に亀裂を生む理由や共同作業をする事のメリットについてお話いたします。
目次
分担作業が彼との亀裂を作り出す!
恋人や夫婦感の不仲の原因は、不満や不平の溜め込みに端を発しています。
実は分担作業は男女の間に不満や不平を生み出しやすいんですよ。
役割分担を続ける事で二人の間に亀裂が生じやすくなるのです。
不公平感が生まれる
分担作業はお互いに別々の事を行います。
彼がお風呂掃除担当で私が料理担当など質の異なる仕事をそれぞれ分担するんですね。
実はこのポイントこそが問題なのです。
質が異なる仕事は作業量や作業内容が全く違うため総合的な仕事の量を比較する事が出来ません。
すると、お互いに「自分の方が仕事をしている」と感じるようになります。
特に自分の作業をしている時に、相手の作業が無かった場合、「どうして私ばっかり」と不公平感を感じるようになるのです。
全く違う内容の仕事を分担するという事は、二人の間にズレや差を生み出し、それが不公平感を作り出してしまうんですよ。
不満を増幅させる
「これは私の仕事」「あれはあなたの仕事」と完全分業にしてしまうと、相手の仕事に対して結果しか見えてこなくなります。
仕事の結果が雑であったり、ちょっとサボっている姿を目にすると、「与えられた仕事をこなさない人間」として目に映り、不満が増幅します。
完全分業しているので、不満を相手にぶつける事はあっても手伝う事はしないため、その結果相手は「グチグチと文句ばかり言われる」と不満を抱くようになるのです。
役割分担を完全にしてしまうと、このように負の不満のループに陥りやすいんですよ。
共同作業がなぜ彼との円満に効果的なのか?
上記のような分担作業のデメリットを解消してくれるのが、共同作業です。
二人で同じ事を一緒にする事で、様々なメリットを得る事が出来るんですよ。
連帯意識を生む
同じ事を一緒にこなす事で、まず不平等感を抱く事がなくなります。
また、分担作業では、個々の責任が重くなってしまうのに対して、共同作業では、同じ仕事を助け合ってこなしていくので、責任が分散され、連帯意識が生まれてきます。
さらに、お互いのミスをお互いにカバーしあう事で、相互に補完しあうという意識も芽生えるんですよ。
同じ問題に向き合える
分担作業では、二人は別々の物に対峙し、違う物に向き合うようになります。
物理的に違う物に向き合う事で、内面においても共通の問題意識が芽生えにくくなり、同じ視点で物事を考えられなくなってしまいます。
一方で、共同作業は、同じ仕事に二人で向き合い、力を合わせて成し遂げます。
この習慣が身につくと、内面にも反映されるようになり、カップル間で問題が生じた時に共通の問題意識が芽生えて、同じ問題に向き合って解決していく事が出来るようになるのです。
コミュニケーションがとれる
役割分担は効率的ですが、コミュニケーションをとりにくい環境を生み出します。
共同作業は一つの事を一緒にするので、嫌でもコミュニケーションをとらなくてはならなくなります。
コミュニケーションは長く一緒にいればいるほど、少なくなってしまう傾向にある一方、男女間の仲を深めるためには必要不可欠なものでもあります。
つまり、共同作業は、強制的にコミュニケーションをとる環境を作り上げる事で、お互いの心の交流を深めるのに一役買うのです。
共同作業では「依頼」と「提案」がポイントに!
共同作業のメリットを述べてきましたが、もちろん共同作業にもデメリットは存在します。
一緒に物事に取り掛かる事で相手の欠点が目に付いたり、過干渉になってしまうのがデメリットです。
それを防止するためにも、共同作業を行う時は、命令ではなく「依頼」を、否定ではなく「提案」を心掛けるようにしましょう。
「これやって」と命令口調で言うのではなく「これしてもらえるかな?」と依頼する形でお願いし、
「こうやったらダメだよ」と否定するのではなく「こうした方がもっとキレイに出来るよ」と提案してあげるのです。
そうする事で喧嘩を回避し、より効果的に二人の時間を楽しむ事が出来ますよ。
まとめ
最後に
理想的なのは、完全分業という形で相手に一任するのではなく、お互いに助け合う精神を持つという事です。
共同作業を行う事で、一緒に物事を成し遂げるという経験や共通の責任感が身につき、責任の押し付け合いや不平不満の蓄積で余計な争いを回避する事が出来ます。
週末など時間がある時はぜひ二人の円満のためにも、共同作業を行ってみてください。